よく見かける問題ですね。※IPアドレスの集約(ルート集約)は、ネットワーク機器のルーティングテーブルを簡素化し、経路制御を効率化する手法です。これにより、ネットワークの運用管理が容易になり、安定した通信環境の維持に貢献します。
※横文字でアグリゲーション(集約)と言います。
要するに、いっぱいアクセスがあった場合、まとめて来い!とルートテーブルは思っているのです。
いっぱい書き込みせんといかんやないか!と。
そこで、集約して簡素化するのです。
例:
192.168.0.0/24 と 192.168.1.0/24 を集約したい。
単純にアドレス範囲は、
192.168.0.0/24:192.168.0.0 ~ 192.168.0.255
192.168.1.0/24:192.168.1.0 ~ 192.168.1.255
計512アドレス。
2進数で表記して23ビットまで一致しているので、ここを集約するのです。プレフィックスで/23になる。
アドレス | 2進数(上位3オクテットのみ) |
---|---|
192.168.0.0 | 11000000.10101000.00000000.00000000 |
192.168.1.0 | 11000000.10101000.00000001.00000000 |
つまりつまり、192.168.0.0/23これが答え。
例2(実際の過去問):
10.8.64.0/20、10.8.80.0/20、10.8.96.0/20、10.8.112.0/20 の四つのサブネットを使用する
拠点を、他の拠点と接続する。経路制御に使用できる集約したネットワークアドレスのうち、
最も集約範囲が狭いものはどれか。
ア 10.8.0.0/16
イ 10.8.0.0/17
ウ 10.8.64.0/18
エ 10.8.64.0/19
2進数に地道に変換すると一致するのは、第3オクテットの先頭から2ビット。
つまり、16+2=18
ウ 10.8.64.0/18
CCNA思い出したー
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